「いや、何が何でも自己破産だけは避けたいんだ」
そう考える人って多いですよね。
かつての私も同じ考えでした。
なんか、
自己破産をしてしまうことで全てが終わってしまう....
みたいな。
実際には自己破産しても私のように生活している人が殆どだと言えます。
最高裁判所の集計だと、
2019年の自己破産申立件数は約7万3千件。
自己破産を申し立てたものの、
免責不許可となる確率は凡そ3%と言われていますので、
97%の7万1千件は免責許可されていることになります。
(2017年破産事件及び個人再生事件記録調査より)
免責不許可となる確率は凡そ3%と言われていますので、
97%の7万1千件は免責許可されていることになります。
(2017年破産事件及び個人再生事件記録調査より)
一方で、
残念ですが何らかの理由で自死を選んでしまう方の年間平均数はおおよそ2万人ですので、
仮に自己破産した人が全員絶望して自死を選んでいたとしても、
5万1千人は”余る"ということになります。
残念ですが何らかの理由で自死を選んでしまう方の年間平均数はおおよそ2万人ですので、
仮に自己破産した人が全員絶望して自死を選んでいたとしても、
5万1千人は”余る"ということになります。
ちょっと嫌な話をしましたが、
何を言いたいかというと、
何を言いたいかというと、
「自己破産したからと言って全てが終わる訳ではない」
ということです。
ではなぜ多くの方が自己破産するかしないかで迷うのかというと、
恐らくそれは「プライド」であったり、
「世間の目」が理由なのではないでしょうか?
私の場合もやはり一番の懸念は「世間にバレることが怖い」
ということでした。
自分自身の交友関係はもちろん、
妻の実家、
子供の学校関係者、
もしも自己破産した事実が分かってしまえば、
とてつもなく恐ろしいことが待ち受けているに違いない...
とてつもなく恐ろしいことが待ち受けているに違いない...
そう考えていました。
では実際はどうだったのか?
実際には自己破産の情報は"官報"で公開されます。
官報とは日本政府が毎日刊行する国家の公告文書のことです。
自己破産を申し立てして、
免責決定されるということは、
つまりは、
「この人の背負っている借金はチャラです」
ということを日本の司法が正式に裁定するということです。
ですので官報とはいわば、
「その正式な"免罪符"を発行するよ」という発表のようなものです。
「え?じゃあその官報を見れば自己破産したことバレるのか?」
と思われるかもしれません。
では逆にお聞きしたいのです。
「今まで官報って見た事ありますか?」
おそらく相当なマニアの方でもない限り、
見たことは無いと思います。
そういう性質のものです。
インターネットでも無料で閲覧できます。
しかしそれは直近の30日分のみです。
31日以前の官報を閲覧する場合は、
有料で申し込みが必要です。
そんな面倒なことをわざわざする人は、
恐らく何らかの目的がある人だけです。
「アナタが自己破産したかもしれない」
という情報を誰かが聞きつけて、
探すかもしれない。
しかし官報は毎日発行されており、
何年何月何日に免責決定通知を受けたかも分からなければ、
1日当たり約200件近くおある自己破産免責決定の情報を、
一日毎に調べることが必要になります。
それができるのは余程のヒマ人で変質者ですよ(笑)
そんな人間ならばそもそも縁を切った方が良いということです。
ということで、
結果的には私が破産したという事実は、
私が自ら伝えた相手以外には恐らく分かっていません。
仮に分かっていた相手が居たとしても、
それで私に対する態度が変わるという事であれば、
むしろ今後の付き合いをやめた方が良かったと考えています。
しかし今まさに「どうしよう」という泥沼的な立場にある方にとっては、
なかなかそんなに簡単に考え方を切り替えることが難しいのも現実だと思います。
そんな立場にある方に、
いま私が言えることは。
「どうにかなります」です。
下手なプライドさえ捨ててしまえば、
本当にどうにかなるんです。
瞬間的な恐怖心さえ克服してしまえば大丈夫です。
自己破産は公的な制度です。
それを選択することは絶望でも何でもありません。
生きるための有効な手段であることに間違いありません。
迷うのであれば、
私に連絡を下さい。
いくらでも私の体験したことをお話致します。
#自己破産
#債務整理
#借金