2023年2月14日火曜日

破産してホームレスファミリーへ

 こんにちわ。

自己破産経験者の"めだかきのこ"です。

これはホントに困りました。

自己破産の経験の中でも一番困った事だと言えます。

住む家がなくなるんです。

自己破産で免責を得るためには、
財産を全て処分することを求めらます。
(100万円までであれば財産は所有することが法的に許されます)

私の場合は持ち家を売却せねばならない状態でした。

判断を早くできたこともあり、
競売でたたき売りされることもなく、
任意売却でかなりの高値で売れたことが私の場合は幸運でした。

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競売とは民事執行法という法律に基づいて、
債権回収のために債権者が裁判所に対して申立てを行うと、
その不動産を裁判所の主導のもと売却する手続です。

要は自分の物件が「せり」で売られてしまうことです。

売却は一般市場ではなく裁判所での入札形式となるため、
売却価格はたいてい任意売却の場合より何割も低くなります。
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ここは非常に判断に迷う所だと思います。

やはり持ち家を失うというのは、
かなりの精神的負担を覚悟する必要があります。

しかしモタモタしていると
競売にかけられることにもなりかねません。

競売にかけられてしまうと売却価格が一気に下がります。

早めに任意売却で高値売却できれば、
免責されるまでの期間の生活費は、
その売却益から補う事も可能です。

売却益で生活できる間に、
次の生活基盤をセットすることに集中できるという事ですね。

しかし問題なのは、
持ち家を失った後の話です。

「住む家が無い・・・・・・」










独り身ならまだしも、
私には家族が居て、
しかも子供はまだ小さく、
そして発達障害(自閉症スペクトラム)を抱えています。

発達障害を抱えた子供にとって、
環境の急激な変化はメンタル的に致命傷にもなりかねません。

私に課せられた条件は、
①持ち家を手放すこと
②子供への環境変化を無くすために、同じ学区内で新しい住居を探すこと
③家賃が手ごろな賃貸住宅を探すこと
④敷金や礼金などの初期費用をMAX削減すること
そして、
⑤入居審査の際の保証会社審査をすり抜けること
でした。

この⑤が一番の課題でした。

賃貸契約を自分でやったことのある人だと分かると思いますが、
日本国内では大抵の賃貸契約において入居審査があります。

ここで保証会社の審査を受けることが”ほぼ”当たり前です。

しかし金融事故を起こせばブラックリストに載ってしまうことになり、
そうなれば保証会社の審査に通ることが”ほぼ”不可能になります。

ではどういう対策が考えられるか?

①ブラックリストに載る前に賃貸契約を締結する
②保証会社の審査が必要の無い賃貸物件をひたすら探す
③身内の家に転がり込むw
④身内や友人に保証会社に勤務している人間が居ないかを探すww
⑤海外に逃亡してしまうwww

まぁ⑤は冗談だと気付いて下さい。


④はもしも思い当たるフシがあればスーパーラッキーですが、
仮に居たとしてもその保証会社が必ずしも借りたいと思う物件の保証審査をしているとは限らないので、、、、
まぁ、確率的には宝くじの1等と同じくらいかな。
(ちなみに私の場合は保証会社の役員が知り合いに存在しましたが、結果的に無駄でした)

③はいくらか現実的ですが、
自己破産手続き中は身柄移動を一定制限されますので、
居住地域以外の場所などに無暗に出る訳には行かなくなります。

となると①か②ということになりますが、
実際に債務整理を始めるとあらゆることを同時進行的に行う必要があります。

ですので①のように都合よくスケジュールが進むとも限りません。

しかも既に返済が滞ってしまっている場合には、
破産手続き等を開始する前に、
既にブラックリストに載ってしまっているのが実際ではないかと思います。

ですので相当早目の決断とスピード感ある行動を伴えば①は可能かもしれませんが、
手遅れになるケースが殆どだと思います。

スタートアップをされる際には、
保険の意味でも是非!
あらかじめ賃貸物件への引っ越しをしておくことをお勧めします。

で、私の場合はどうだったかというと②でした。

通常であれば保証会社審査が必要な物件でしたが、
保証会社の審査をすっ飛ばす手続きで入居しました。

自治体が運営する都営住宅や県営住宅、又はURなどの場合、
1年分の家賃を一括して前納することによって審査をすっ飛ばす制度が有ったりします。

私の場合はこの制度を使いました。

「でも1年分の家賃を前納って、相当な額じゃね?」
ということになるかと思います。

そこは私の場合は正直ラッキーだったと思います。

まずは定期借地(退去の期限が予め決められている物件のこと)の物件がたまたま見つかったので、
通常よりも割安の物件でした。

そして家族を従業員として雇っていたので、
給与支払いで延滞していた分をまとめて売却益の中から支給し、
その額を充てることができました。

因みに契約主体はもちろん家族名義です。

私の名前で契約をして初期費用を支払うと、
その金額は債務への返済に充当されてしまう可能性が高いからです。

因みにこのような策を取らなくとも、
連帯保証人が居れば公営住宅に入れる可能性は高くなります。

ただし既に債務整理を考えているケースの場合では、
親族からも借り入れをしている可能性が高いとも思えます。

ですので親族の中で連帯保証人を探すというのは現実的ではないかもしれませんね。

住居というのは生活していく中でも一番重要度が高い課題です。

しかし現在の"日本"という国家システムは、
自己破産をした人間に対して非常に冷たいのですね。

「住む権利」が保証されない国家システムだと思います。

ですので、
これから債務整理を始めようと考えている方は、
まず何よりも"住居"については真剣に考えて、
早め早めに行動されることをオススメします!



今日もお読みいただいていありがとうございました。

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