こんにちわ。
自己破産経験者の”めだかきのこ”です。
私が起業時にお金を借りたのは地元の信用金庫でした。
地元に根付いた信用金庫は、
ビジネスを始める方にとってはとても身近で頼りになる存在です。
メガバンクは無論のこと、
大手の地銀なども含めて、
金融機関の殆どはスタートアップに対する融資などは門前払いです。
大手の地銀なども含めて、
金融機関の殆どはスタートアップに対する融資などは門前払いです。
彼らはホンのわずかでもリスクを感じる相手には融資などしません。
信用金庫はその点ではまさしく、
地元密着・中小企業のパートナーですので、
規模の小さなスタートアップだとしても耳を貸してくれます。
地元密着・中小企業のパートナーですので、
規模の小さなスタートアップだとしても耳を貸してくれます。
信用金庫から借り入れをするにも種類があります。
恐らく事業関係の借り入れを経験したことの無い人の場合は、
銀行からお金を借りるってコトは、
銀行自身が審査をしてお金を出す事でしょ?
という理解だと思います。
前述のスタイルでの融資は”プロパー融資”と呼ばれます。
しかしこのプロパー融資と言われる融資は、
恐らくスタートアップ企業は受けられません。
私の場合もそうでした。
代りに信用金庫で勧められたのが、
”保証協会融資”という物でした。
これは”保証協会”が借り入れの保証人という立場になって、
融資の審査を行うというものです。
因みに保証協会をWikipediaで調べるとこんな感じです。
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一般に中小企業が銀行などの市中金融機関から融資を受けようとする場合、
その成長性や経営のリスクが大企業に比べて大きいため、
融資を得ることができなかったり、
調達できる額や条件において不利になったりすることが多い。
それを解消し、
中小企業がスムーズに資金を調達できるよう、信用保証協会は中小企業の委託に基づき金融機関に対して信用保証(保証承諾)を行う。
これは大企業と比べ資金調達上の不利性を持つ中小企業の信用力を補完し、
中小企業と金融機関との架け橋になることで、
中小企業の資金調達の円滑化を図るものである。
協会の信用保証に基づき金融機関は中小企業に融資を行い、
信用保証協会は信用保証の対価として信用保証料を借り手の事業者から得る。
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つまりザックリ言うと、
貧乏くさい弱小企業はいつ潰れるかも分からないから、
そんな弱小企業に金を貸してしまった金融機関を守るために、
万が一の際には貸し倒れのお金を銀行に代わって引き受けてくれる機関だということですね。
これは要するに、
保証協会はお金を借りる側の企業を守る立場ではなくて、
保証協会はお金を借りる側の企業を守る立場ではなくて、
あくまでも金融機関を守るのが目的の機関だという事です。
実際に保証協会融資を受けるに際しては、
”保証料”なるものをブン取られます。
この”保証料”とは無論利息とは全く別の物です。
返済に際して元本に乗せられる利息とは全く別に、
保証料を支払うことが求められるのです。
保証料なるものを取るからには、
恐らく事業者側にとって何かしらのメリットがあるのだろうと、
恐らく事業者側にとって何かしらのメリットがあるのだろうと、
フツーは思いますよね?
ところが違います!
例えば万が一返済ができない場合は、
保証協会が肩代わりしてくれるとか、
そんな事は一切ありません。
保証協会が肩代わりしてくれるとか、
そんな事は一切ありません。
仮に返済不能になったとしても、
保証協会は何もしてくれません。
私が体験したケースで説明するとこんな感じです。
信用金庫への返済が不能になると、
”代弁済”という形で保証協会が債務の額を信用金庫側に支払います。
これで信用金庫側には被害は一切発生しないことになります。
で、
ここからが不可思議な制度なのですが、
保証料金を支払っていたはずですので、
私がこの保証料が保険金のような役割を果たすものだと思い込んでいたのですが、
これが全く違いました。
お金を返す相手が、
今までは信用金庫であったのですが、
それが単に保証協会に変わっただけの話になりました。
「じゃぁアノ保証料とは一体何だったんかい?」
という話になるかと思いますよね?
ハイ、何の意味もありません。
取られ損なだけです(笑)
しかも更にやっかいな事に、
保証協会の場合はリスケ(返済額や返済スケジュールの変更のこと)には応じてくれる場合もたまには有りますが、
(それでもそうとう行き詰ってからシブシブという感じです)
返済額の圧縮には一切応じてくれません。
「返済額の減額なんてしてくれる訳ねぇだろ」
と思う読者の方もいらっしゃるかと思いますが、
実は違うんですよね。
一般的に”任意整理”という言い方になりますが、
債権者と交渉することで減額交渉をしたり、
又は債権回収会社(サービサー)に債権を移して減額交渉することも可能なんです。
だからもしも読者の中に、
今から金融機関と融資の相談をしようという方が居たら、
保証協会融資には十分気を付けて欲しいのです。
奴らは保証料取るだけ取って、
交渉に応じる可能性は”ほぼゼロ”です。
※ウルトラCで減額交渉に成功した例を一つだけ知ってますが、
それ以外で聞いたことはありません。
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#自己破産 #借金 #債務整理