こんにちわ。
自己破産経験者の"めだかきのこ"です。
以前のブログでは現実的にファクトチェックをした上で、
「自己破産したってバレやしないから安心してね!」とお伝えしました。
しかしそんな私が「やばい」と震撼した事件がありました。
今回はその事についてお話しようと思います。
皆さんは"大島てる"というWebサイトの存在を聞いたことありますか?
事故死や自殺者が発生したことのある、
いわゆる”事故物件”検索サイトです。
いつ、どの地域のどの物件で、どんな事故が起きていたのかが、
一発で判明してしまうという、
不動産屋さん泣かせの検索サイトです。
実はこれに似たようなサイトが問題になったことがあります。
それは自己破産者経験者を対象にした検索サイトのことです。
ネットニュース等でも問題になったのでご存じの方もいるかもしれませんね。
私もこの検索サイトの出現には非常に危機感を持ちました。
しかし全国から非難の声が上がり、
人権擁護派の弁護士たちが被害対策弁護団を結成する事態にも発展しました。
結果的にどうなったかというと、
政府の個人情報保護委員会が同サイトの閉鎖を求めて停止命令を発出し、
同サイトは閉鎖に追い込まれました。
この問題には日本における根深い”差別意識”であるとか、
”精神性の低さ”を改めて考えさせられました。
人の"傷”や"痛み"をご丁寧にも探し出し、
それを晒して喜ぶ人間は非常に心の寂しい人間ですが、
「差別できる対象を探し出して喜ぶ人々」が、
日本にはまだまだ多いという事実にも非常に驚きました。
これが仮にアメリカであれば、
「失敗しても立ち上がる」ということが非常に勇気ある行動として称賛され、
周囲からのサポートが得られることも珍しくありません。
その証左として、
その人物評はさておいても、
トランプ前大統領は過去に3度も破産を経験し、
それでも彼はアメリカ合衆国の大統領にまでなっています。
私は日本という国の中に蔓延るこの"差別意識"というか、
挑戦した人の失敗を「ザマぁ!!」と嘲笑するという風潮が、
実は日本という国の国力自体の低下をも招いている深刻な問題だと思っています。
さて話をもどしますが、
結果的には仮に前述したようなアホなWebサイトが出現したとしても、
今のところ日本政府は正しく判断して行動を起こしてくれるようです。
無論周囲に情報が洩れる心配がゼロになる訳ではありませんが、
やはり限りなくゼロに近いと言えると思います。
因みに現在の私はどうかと言うと、
いちいち気にするのも面倒なので、
近しい友人には破産したという事実を話しています。
中には話をした途端に離れていく友人もいます。
しかしそれで離れていくようであれば、
それはそれまでの関係であったと思いますし、
そんな事で態度を変えるような人間であれば、
逆に縁を切れる良い機会だと考えています。
良い意味で考えれば、
今まで付き合ってきた人間が、
これからも本当に損得を抜きにして付き合っていける人間なのかを試す為のリトマス試験紙ですよね!
無論のことですが、
最初からそんな風に考えることができたわけではありません。
でも実際に生活をしていれば、
実は破産したことが一々周囲に知れるような事は無いことが分かりますし、
何よりも自分の人生をリセットする為には、
"開き直る"事もどこかで必要になります。
このブログの読者の皆さんが、
少しでもこれを読んで勇気を持ってくれると嬉しいですね!
今日もお読みいただいていありがとうございました。
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